関東で梅雨寒(つゆざむ)とはめずらしい。

梅雨寒(つゆざむ)とは、一度暑くなりかけた初夏を経て梅雨前線とともに再度寒気が入って着た状態を言います。

生まれ育った静岡や、長いこと暮らした愛知・岐阜では当たり前だったこの言葉が、関東であまり使われていないことに気づいたのは引越して三年目頃でした。

梅雨になっても、関東ではあまり寒くならないのです。

必然的に『梅雨寒』という言葉は記憶の中で薄れ、日本は狭いけれど細くて長くて気候は地域差が凄い、ということを実感していたのです。

それが、今年の梅雨はどうしたことか、毎日がめちゃめちゃ寒くて、体調がおかしくなりそうです。

『一度熱くなってからのこの突き落としかたはちょっと勘弁してほしいよねー』と友人が言いましたが、本当に、自律神経とか、いろいんなものが狂うのです。

しかし、湿気はあるけれど気温は低め、ということで汗はかかないし、肌は潤うし、長袖のファッションは楽しめるし、悪いことばかりじゃない、はず。

真夏に向けての執行猶予のような時間は貴重だなぁ、と思うのです。

惜しむらくは、こうなると分かっていたら、もうちょっと衣替えを遅くすればよかったなぁ、ということ。

この数日の予報を見て、私は衣装ケースを引っ掻き回し、長袖のパーカーを探して引っ張り出したのでした。