注射で泣かなくなる日

娘のインフルエンザの予防接種に行きました。

小さいころは注射をするととにかく泣きまくりでした。

注射の痛みで泣くだけでなく、病院の前で「注射なんでしょ!行きなくない!」と泣いてごねることもありました。

予防接種は娘本人にとっても親である私にとっても憂鬱なものでした。

予防接種後はご褒美としていつもよりも少し高いお菓子を買ってあげるのが恒例となっていました。

今日も「終わったらお菓子買ってあげるからがんばろう」と言って、病院に連れて行きました。

娘の名前が呼ばれ、診察室に入りました。

細い腕に注射の針がささり、「終わりました」と先生の声。

娘は泣いていませんでした。

本当にケロっとしていて、びっくりしました。

「痛くなかったの?」と聞くと、「痛かったけど大丈夫」と答えました。

ああ、この日が来たんだなとしみじみと実感しました。

大人で注射で泣いている人なんていないから、きっとみんなどこかで泣かなくなる日がきます。

娘は幼稚園年長でその日を迎えました。

娘の成長を嬉しく誇らしく思いました。

それと同時に「注射が痛くて嫌で泣いていた小さな女の子はもういないんだな」と思うと寂しさもあります。

まだまだ小さな5歳の娘との時間を大切に子育てしていこうとあらためて思いました。